今回お話しする内容は、陰陽五行説の陰陽説に関するお話しをしたいと思います。
陰陽 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/陰陽
陰陽説
食べ物には体を暖める食べ物と冷やす食べ物がありその原理は陰陽説にあるといわれています。また、陰陽とはマクロビオティックの原理であり、また東洋の伝統的な世界観でもあります。
陰陽どちらにも偏りっぱなしになることなく、二つの性質を保ち適正にしておくには、この「陰陽バランス」を取ることが大切とされています。
この陰陽の法則が森羅万象に当てはまるという概念より、食べ物にもそれが当てはまるとされています。
例えばにんじんは固く体を暖める役割があり全体的に陽性的です。夏野菜全般に言えることとして、柔らかく体を冷たくさせる役割があり全体的に陰性的です。
冷やす、カリウムが多い、水分が多い、ゆるゆる、広がる、リラックス
早く煮え、すぐ柔らかくなるもの、早く育つもの 大きくなるもの
地上よりまっすぐ上にのびるもの、熱い気候と土地でとれるもの
暖める、ナトリウムが多い、水分が多い、引き締まる、縮まる、緊張
煮るのに時間がかかり、硬いもの、ゆっくり育つもの 小さいもの
地下で垂直にのびるのもの、寒い気候と土地でとれるもの
もちろん、人間の特性にもこの陰陽説は当てはまります。
低血圧・冷え性をもつ体質の人
高血圧・やたら汗をかく体質の人
陰陽のバランスは精神面のバランス
イライラしやすくなったり、攻撃的になったり、集中力がなかったりすることありませんか。そのような症状がでたときは体調面での風邪をひいていたり頭痛や吐き気などのバランスを崩していたりしませんか?
マクロビオティックにおいて身体の中の力を緩める力(陰性)が強いと言われるものが続くと、身体の中のエネルギーが発散し続けるとされています。つまり、陰陽のバランス関係が崩れている状態です。
~~は体に良いから摂りましょう、や、--は体を冷やすのでやめましょう、などといったような宣伝に使われがちな陰陽説、ひいてはマクロビオティックの思想ですが、マクロビオティックでは何々を食べてはいけない、という思想はありません。あくまで、陰陽のバランスを整えて食事を摂ることを勧めています。
ベジタリアン・ビーガンにおいては宗教的、健康的な観点から、特定の食材を抜いた食事をする人たちを指しますが、マクロビオティックの思想とはまったく関係ありません。
マクロビオティック自体は非常に自由な考え方であり、食事制限や特定の食材の摂取を勧めるものではありません。
自分の体調に合わせて食べるものを柔軟に調整することがマクロビオティック、陰陽思想なのです。
そして、マクロビオティックではこの陰性と陽性のバランスがとれた状態(中庸)を大切としています。
バランスの良い食事について
バランスの良い食事とは何だと思いますか。バランスの良い食事はその調理法にあります。
五色:「白・黄・赤・青(緑)・黒」
五味:「甘・酸・辛・苦・鹹(塩辛い)」
五法:「生・煮る・焼く・揚げる・蒸す」
五覚:「視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚」
よく見ると、どこかで見聞きした調理法だと思いませんか?
そうです。日本料理なのです。
伝統的な和食、日本料理がバランスの良い食事であると言われる所以がここにわかると思います。
日本料理 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/日本料理
いろんな情報を得ながらもバランスのとれた考え方を忘れずに、食事管理に取り組んでみてはいかがでしょうか? そして、健康な体で勉強や仕事に励まれるのがよろしいかと思います。
食べ物と、健康、そして収入の関係性。
非常に興味深いですよね。本章では、水野南北が遺した教訓をまだまだご紹介してまいります。
食と陰陽の関係正しい食事で免疫力を高め病気に強い体を維持する
日常の食事に陰陽を取り入れ健康と幸福をもたらす
ベルディアでは無料メルマガも発行しております。あわせて参考にしてください。
No responses yet