こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。

塩と健康は切っても切り離せない関係にあります。
塩がなくては、身体はあっというまにダウンしてしまいますし、かといって、塩分の摂りすぎも身体によくありません。健康のためには、塩との正しいお付き合いが大切なのです。

グルタミン酸ナトリウムについて

グルタミン酸は、アミノ酸の一種で昆布のうま味成分です。グルタミン酸は、さとうきびからとれる糖蜜やでんぷんから発酵法で作ります。グルタミン酸は、そのままでは水に溶けにくいものです。そのために、ナトリウムをつけて乾燥したものがグルタミン酸ナトリウムです。

過去にもベルディアではグルタミン酸ナトリウムを取り上げたことが何度かあります。

高血圧とグルタミン酸ナトリウム

塩と高血圧症には相関関係が無い

塩と高血圧と認知症の関係

塩?ナトリウム?高血圧との関係

うつ病と食品添加物

うつ病と食品添加物「グルタミン酸ナトリウム」

摂取されるナトリウム量

引用して紹介します。

グルタミン酸ナトリウム中のナトリウムの量と食塩中のナトリウムの量の違いは何ですか?

A
食塩のナトリウム含量は39.3%、グルタミン酸ナトリウムのそれは12.3%です。現在の日本人の一日当たり平均摂取量(食塩10.6g※1、「うま味調味料」1.9g※2)で比較すると、「うま味調味料」由来のナトリウムは食塩由来のナトリウムにくらべて約1/18程度(5.6%)の量となります。

※1 平成22年国民健康・栄養調査結果の概要(厚生労働省)、食塩摂取量より
※2 平成12年食品添加物一日摂取量総点検調査報告書(厚生労働省)、L-グルタミン酸摂取量(20~64歳)より
出典:日本うま味調味料協会「栄養成分について

安全性について

うま味調味料の一種として世界中で使われているグルタミン酸ナトリウム(MSG)について、有害かどうかという議論は、「ビタミンの錠剤でビタミンを摂取するのと、料理からビタミンを摂取するのはどう違うのか?」という議論と同じく、哲学的な分野にまで踏み込んでしまうかもしれないとのこと。いくらMSGの使用が科学的には有害でないとされていても、長年にわたって培われてきた意識を変えることは難しいのかもしれません。

うま味調味料自体が体に害を及ぼすかどうかは、味の素の主成分であるグルタミン酸ナトリウムについて言えば、極端な量を摂取しないかぎり安全だと考えられています。

アメリカ食品医薬品局は検証の結果『一般に安全と認められる』としており、ヨーロッパでも同様の評価です。ただし、こうした立場に否定的な報告があるのも事実です。

グルタミン酸ナトリウムの許容摂取量

食品の安全についてかなり厳しい審査危険である欧州食品安全機関(EFSA)は2017年にグルタミン酸ナトリウムの1日における許容摂取量(ADI)を30mg/kgと定めています。

EFSAの「食品添加物及び食品に添加される栄養源に関する科学パネル」(ANSパネル)は神経発達毒性試験から得たグルタミン酸モノナトリウムのNOAEL(無毒性量)の3,200mg/kg体重/日を根拠として、デフォルトの不確実係数100を適用し、グルタミン酸及びグルタミン酸塩類(E 620~625)のグループ許容一日摂取量(ADI)を30mg/kg体重/日(グルタミン酸に換算したもの)と算定した。
出典:食品安全委員会「資料管理ID syu04750090149」

 

「塩」とひとくちに言っても、多種多様な商品が出回っている昨今。
おいしさはもちろんですが、毎日口にするものだからこそ、安心・安全な塩を選びたいですね。

塩を控えすぎていませんか?

減塩で問題となるのは、ミネラル不足になるということです。ミネラルが不足すれば代謝が滞ります。大切なミネラル補給源の一つである塩をやみくもに減らしてはいけないのです。

今の時代であるからこそ、食品としての塩、すなわち自然塩を確保することを真剣に考えてほしいと願っています。
食塩の質の良否は、体質の良否と深くかかわりがあることが科学的に証明されてきました。良い塩を選ぶと言う事は、何より大事なんだと、この記事が皆さまの健康にお役に立つことを願っています。

 

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