マクロビオティックは「野菜中心の食生活を送る人」というイメージをお持ちではありませんか?

マクロビオティックの基本

マクロビオティックには「肉、魚、卵、乳製品を使わない」と言うイメージが強いですが、東洋医学の陰陽が元になった食事法です。「『一物全体』『身土不二』『陰陽思想』に基づく食事方法」です。

食材への考え方、食べ方がベジタリアンやビーガンと根本的な違いがあります。

現在の「マクロビオティック」を確立したのは、桜沢如一氏(1893〜1966)。桜沢氏は、日本に古くから伝わる食養生、今「食育」として注目される石塚左玄の考えを引き継ぎ、さらに東洋の深い知恵「易」の原理を加え、「無双原理」を完成、そして食養生を基本とした「正食」を確立しました。

マクロビオティックは、身体を「陰性・陽性」に偏らない様に中庸に保つことが大切だと説いており、~~を食べてはいけない、xxxは禁止、といった概念はありません。

なので、マクロビオティック=肉、魚、卵、乳製品を使わない、では決してありません。

ベジタリアン

「菜食主義者」と訳されることが多いです。

野菜の”vegetable(ベジタブル)”ではなく、ラテン語 “vegetus(ベジェトゥス)”が語源で、「健全な、新鮮な、元気のある」という意味があります。

また、健康、宗教、思想などを理由として野菜中心の食生活をする人々のこと。完全に肉、魚、卵を食べない訳ではなく、ベジタリアンの中にも野菜以外の食物を食べる人もいます。

ちなみに、ベジタリアンの中にも分類があるのをご存知ですか?あまり一般的でないものも含まれるため強い表現ではありませんが、簡単な分類をご紹介しますね。

ラクト・ベジタリアン

日本語でいうと乳菜食者。乳製品・蜂蜜を許容するベジタリアン。チーズは乳製品であるが、牛を屠畜して胃を取り出して消化液を集めたレンネット(凝乳酵素)を使用して作成されたものは食べない。

ラクト・オボ・ベジタリアン

日本語でいうと乳卵菜食者。卵・乳製品・蜂蜜を許容するベジタリアン。

ペスコ・ベジタリアン

日本語でいうと卵菜食者。卵・蜂蜜を許容するベジタリアン。卵の種類について、鳥や魚介類などの違いは問わない。無精卵に限り摂る人もいます。

ヴィーガン

日本語でいうと純粋菜食者、完全菜食主義者。卵・乳製品・蜂蜜を許容しないベジタリアン。また、食生活以外にも、革、ウール製品、そして娯楽等食用以外の動物の使用も排除する哲学を持つ人たちも含まれます。

 
 
日本人がイメージする「ベジタリアン」の食事は、かぎりなくヴィーガンの人の食事内容に近いものがあると思います。
 
 

マクロビオティックのおさらい

マクロビオティックでは

  • ・季節の旬のものを食べる
  • ・自分の生活に身近な食材を中心にする
  • ・粉のものより粒のものを摂る
  • ・体質により根菜類や葉物野菜などを摂る
  • など、身体を「陰性・陽性」に偏らない様に中庸を良しとし、「『一物全体』『身土不二』『陰陽思想』に基づく食事方法」です。
     
     

    繰り返しますが、マクロビオティックは特定の食事法や食品のみを強要するものではありません。
     

    桜沢如一氏の「とらわれない」という思想のとおり、人の言っていることや本に振り回されるのではなく、自分が食べるものは自分の体と相談して取り入れてほしいと願っています。

     
     

    陰陽バランスを意識した生命としてあるべき姿を求めるものがマクロビオティックの概念です。

    本章では、マクロビオティックに関する基礎知識をまとめていきたいと思います。どうぞ、参考にしていただければと思います。

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