基本競争戦略:基本が知りたい!「マーケティング」の言葉の定義19

マイケル・ポーター。

経営者やマーケティングをお仕事でされている方は幾度となく耳にしている人物名ではないでしょうか。
マイケル・ポーターといえば「競争戦略」の分野では知らない人がいない大家です。史上最年少でハーバード大学の正教授となり、著作『競争の戦略』は世界中の経営大学院でテキストとして使われています。

マーケティングにおいて、ライバル企業との競争に戦略は欠かせません。どのような考え方をもとに戦略を立てるべきか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回はそんなときに役立つ「競争戦略」についてまとめてみました。

「競争戦略」とは

ポーターによると、5フォース・モデルで市場構成要員の構造を明らかにした後に、3つの基本戦略のうちからひとつを自社の戦略として採用することで競争優位の確立を目指します。

3つの戦略は、縦軸を「競争の範囲(もしくは、ターゲットの幅)が広いか狭いか」、横軸を「競争優位の源泉としての低コストか差別化(独自性)か」として設定した2軸のマトリクスで構成されます。

一言でいうなら、企業がライバルと競争をして勝つことを目的とした経営戦略論です。

コストリーダーシップ戦略(価格戦略)

「コストリーダーシップ戦略」とは、競合よりも低価格で商品・サービスを提供する、いわゆる「価格戦略」のことです。
商品や材料を安く入手し、平均並みの製品仕様とし、徹底的な原価低減を行なう等により、競合他社を圧倒するコストダウンを実現します。それにより、低価格での製品やサービスの提供が実現し、「安く売っても儲かる戦略」が可能となります。

差別化戦略(付加価値戦略)

意図的に自社の商品・サービスの価値を増加させる戦略です。
顧客が魅力的だと感じるブランド力を追求することにより、高額な商品でも顧客に買っていただくことが出来ています。ブランド力を高める方法には様々あり、商品づくりはさることながら、高級感のある店舗づくり、接客の良さ、希少性等が挙げられます。

集中戦略(差別化集中戦略・コスト集中戦略)

大企業よりも経営資源で劣っていたとしても戦える戦略が「集中戦略」です。
手口を広げずに集中することで、特定の顧客層においては、大資本にも対抗できるようになります。
「特定の顧客層にターゲットを限定し、経営資源を集中させる戦略」で、ニッチ戦略とも呼ばれます。

三つの基本戦略

ポーターはこれらの戦略のいずれかに企業は集中し、一貫性を保つことが必要であると説いています。またコストリーダーシップ戦略を保つための技術力に関わる設備投資など、それぞれの戦略に伴うリスクも十分に認識する必要があるとしています。

効果的に参入できた場合「その業界の参入障壁をさらに高めて支配する」ことも重要です。自社が空けた風穴を塞ぎ、新たな均衡をつくり上げて有利なまま支配するためです。

基本戦略の実例からみたポイント

例えば、ファッションブランドをもつメーカーが若い女性向けの低価格品に特化するのは、集中戦略となります。

このように、すでに各社が行っている基本戦略の実例を挙げつつ、ポーターの述べる「競争戦略」についてまとめていきたいと思います。

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