今回もこれまでのつづきで植物工場の環境管理についてのお話しをしたいと思います。

植物工場にとってもっとも大事な照明装置の話

植物工場にとってもっとも大事な水(培養液)の話

今回の話は環境管理の中でもおそうじ、工場内の清掃に関する記事をまとめていきます。

カビ対策

水耕栽培のような水を多く使う栽培法は「いかにしてカビを生やさないか」が課題です。

無菌の植物工場でカビ? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そうなんです。エアーシャワーで入室管理をしたとしてもカビなどの細菌類による影響を受けてしまうです。

カビの発生源

カビの発生源はいくつか考えられます。

・水(地下水含む)
・結露
・栽培用のパネル
・種子

水(地下水)はまあなんとなくご想像がつく内容かと思います。

次に、結露。植物工場での結露は、カビ・藻の発生につながります。状況によっては生菌数増加を引き起こす原因になります。結露の発生場所は、壁、床、天井、窓ガラス、、、など様々な場所に発生しうる可能性があります。。

栽培用のパネル(ウレタン製など)などにも多種の細菌が入り込むことがあります。また藻やコケなどの発生も考えられます。

見落としがちなのが、種子そのものへのカビなどの細菌の付着です。とくに、無農薬栽培を前提とした栽培で工場を稼働している企業にとっては、農薬処理されていない種子を使用することで無農薬栽培を行っています。

しかし、この農薬処理されていない種子が思いがけないカビなどの細菌を持ち込む可能性があります。

カビを発生させない仕組み・環境づくり

植物工場は1年や2年のスパンではなく、長いスパンでの植物生産を行います。この長期間の運用に耐えられるだけの環境清掃、つまり、カビ対策が必要となります。

1つ目に、防菌加工された資材の使用です。
工場建設時からの検討となりますが、工場を建てる資材の一つ一つに防菌加工が施されているかのチェックが必然となります。
そして、育成棚はもちろんのこと、栽培用のパネルも当然のことながら防菌可能の素材を使用する必要があります。

2つ目に、水の管理です。
独自の滅菌処理を施した培養液で育成する工場があるように、水の管理が重要です。とりわけ、水耕栽培のカビを防ぐ手段に水をやり過ぎによる根っこの腐敗を予防することが大事です。腐った根から発生する細菌やカビなどが培養液として循環する可能性もあるためです。

3つ目に、空調管理(換気)です。
先にもカビの発生源で示した通り、結露によるカビの発生が原因となる可能性があります。これを防ぐには空調管理、すなわち換気しかないわけです。
室内中にある塵やホコリ、細菌の元をしっかり換気することで、衛生的な空調の状態を管理しなければなりません。

本章では、植物工場の成り立ちから運営に必要な基礎知識や技術、活用する際の課題といった実用面までをまとめていきたいと思います。どうぞ、参考にしていただければと思います。

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