こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。
お客さんにとっての最高の商品とは、あなたにとっての最高の商品ですか?
商品そのものの価値を判断するのはお客さんのみです。あなたにとっての最高の商品をお客さんにとっての最高の商品とするためには、必ずと言ってよいほど、マーケティング戦略が必要となります。
6次産業化とは、1次、2次、3次産業がそれぞれ有機的に連携し融合するという意味で、3者を掛け合わせて6次とする造語です。
平成22年の12月に「6次産業化法(6次産業化・地産地消法)」が成立したことにより、注目されるようになりました。
6次化を活性化するためには、商品を作って終りにしてはいけません。マーケティング調査から事業計画を検討するなど、アイデアを出し、それを試し、改善を繰り返し、【6次産業化はビジネス】ということを強く意識しなければいけません。
商品化をゴールにしない
繰り返しますが、6次産業化のゴールを商品を開発することに視点が集まりがちです。事業計画から商品企画、販売、さらに収益化まで、6次産業化の実現をトータルで物事を進めていなかなければなりません。
頼らない
最初から補助金をあてにするようなやり方はダメです。
最初からコンサルティングサービスを提供する会社を頼ってはだめです。
経営感覚も、自分で売っていくこともできない農家は、生計を立てることができません。儲からないから、跡継ぎもいません。だから廃業します。
そこで出てきた考え方が6次産業化です。農業者が、農作物に付加価値をつけて、自分たちで売っていこうという考え方です。
つまり、基本的には起業家としての思想やマインドが必要なのです。
課題だらけの6次産業化
とは言っても、今まで農作業しかやったこなかった農家が、いきなり加工品を作って、自分たちで売り歩くことは困難です。特に、高齢化した農家が、柔軟な発想で商売をすることは、正直無理かもしれません。
加工業に力を入れれば入れるほど、本業である農作業が疎かになっていきます。農産物を評価してくれていたお客さんが離れていくという、本末転倒なことにもなります。
商売は簡単なことではありません。アイデアを出し、それを試し、改善を繰り返さないといけません。皆、切磋琢磨しています。必死に学んでいます。
農家の言い訳としてよくあるのは・・・「上手くいかないのは行政が悪い。国が悪い。」「補助金が足りない」・・・など。
農業者の甘えた姿勢も、6次産業化が上手く進まない一つの原因です。
ビジネスモデルを考える
6次産業化を成功させるためには、すべての参加プレイヤーに無理のないビジネスモデルが必須となります。ビジネスマンとしての視点で適切なマーケティング分析をしながら、適正なビジネスモデルを考えなければなりません。
そして、その描くビジネスモデルに重要なのは、それぞれのフローにおいて「提供できる価値」をいかに付けられるかということです。
生産なら「希少性の高い商品である」、販売なら「地元の生産物も一緒に提供する」など、各フローの下に「価値」をできるだけ多く、具体的に書き出す必要があります。それらの「価値」が顧客に届くまでに積み重なっていくことで、最終的に大きな付加価値が生まれることになるのです。
6次産業化というのはいわば、新規事業の立ち上げですからリスクはつき物です。だから、いつでも引き返せるように小さな規模から始めて、仮説検証しながら育てていくのが大事だと思います
農作物を使ってスイーツやジュースなど、作ってみたいものをイメージしてみましょう。自分自身が心から熱意を注げる商品をイメージするのです。
そして、最初のうちは、すべてを自分でやろうと考えてはいけません。まずは、人の力も頼りながら、小さくスタートするのが基本です。
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