体にいい食の代表格として、「和食」はよく挙げられます。
本当に体にいいのでしょうか?
死亡リスクと寿命の関係
国立国際医療研究センターなどの研究に、非常に興味深いものがあります。
食事の内容を「健康型」、「伝統型」、「欧米型」の3つのパターンに分けます。
健康型:すべての食品をバランスよく摂取する食事
伝統型:魚介中心のいわゆる和食に準ずる食事
欧米型:肉やパンを中心としたいわゆる洋食系の食事
さて、質問です。
この3つの中で最も死亡リスクが低かったのは、どのパターンでしょうか?
答えは、健康型の食事の傾向が強い人たちでした。まあ、予想される結果と言えばそれまでなんですが。。。
じつは、その次に死亡リスクが低いのが、「欧米型」なんです。
その理由として考えられることとして、タンパク質が豊富なことです。
老後のタンパク質を意識する
東京都健康長寿医療センター研究所によると、多様な種類の食品を摂ることは、老化のスピードを遅らせるのに重要であることが明らかになったとされています。
つまり、野菜や魚介類が中心の和食の場合だと、どうしてもタンパク質が不足しがちになります。
タンパク質は、糖質や脂質と並ぶ、必須栄養素の1つです。筋肉はもちろん、内臓、肌、毛髪、血液など、私たち人間のカラダの多くが、タンパク質で構成されています。
もう一度言います。
野菜や魚介類が中心の和食の場合だと、どうしてもタンパク質が不足しがちになります。
そして、私たち人間のカラダの多くが、タンパク質で構成されています。
お分かりになりますか?
タンパク質が不足するということ悪影響が何を意味するか、を。
体を動かすと消化機能の働きがよくなり、栄養の吸収もよくなります。また、適度な運動は、筋肉や骨をじょうぶにするためにも大切です。
しかし、身体の衰えは必ずあります。
それに伴って、食欲も衰えます。その結果、低栄養の状態に陥る可能性は誰しもあります。
低栄養は、急激に体調が悪化するような状態ではありません。しかし、栄養が満足にとれない状態が続くと、徐々に体に悪影響を及ぼすようになります。
自身もしくはパートナーが老いたからこそ、食事する楽しみ、そして食べることの重要さを再度強く意識してみてはいかがでしょうか。
本章では、粗食と健康についてをまとめておおくりしたいとおもいます。
ダイエットを目的とした粗食の話ではありません。
旬のものをおいしくいただくことは、とてもしあわせなことだと思います。春には春の旬のものを 夏には夏のものを、四季を食卓に取り入れて、本当の意味での粗食を楽しんでいただくための助けになれば幸いです。
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