多くの企業がプローション施策の一つとして、ソーシャルを活用するということを“流行に乗っている”と感じていた風潮があったように思います。マーケティングチャネルとしてのSNSは、使い方次第では武器になります。

TwitterやFacebook、LINEなどソーシャルメディアを活用したマーケティングに多額の予算を投じる企業が増えているのは事実としてあります。

2年ほど前の調査結果を引用します。以下のグラフは、マーケティング予算全体のうちソーシャルメディアの予算の割合について調査しています。

2015年8月に公開された最新のCMO Surveyの調査レポート

調査期間:2015年7月14日〜8月2日
調査手法:インターネット調査
参加者:2,885人(回答者の92%がバイスプレジデント以上)
調査レポート

クリックしてThe_CMO_Survey-Highlights_and_Insights-Aug-2015.pdfにアクセス

全体の平均は、現在が10.7%で、今後12ヶ月で14%、今後5年間で23.8%になるという結果

2年前当時から、ソーシャルメディアへの投資をさらに進めることがトレンドであることがわかります。

ソーシャルメディアマーケティングとは

TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを用いたマーケティング手法です。導入のしやすさで簡単な方法としては、以下の施策として挙げられます。

・ソーシャルメディアに対して広告の配信
・自社アカウントでユーザーとコミュニケーション
・キャンペーン展開

ソーシャルメディアの特徴

ソーシャルメディアは、人・企業・団体などのアカウントがつながり、双方が情報を発信し合い、フィードバック関係を持つコミュニケーションプラットフォームです。

とりわけ、次の3点に非常に大きな特徴があります。

  • 良い意味でも悪い意味でも匿名性がある
  • 口コミで急速に情報が拡散する
  • 良い話も悪い話も一気に広まる
  • 企業活用の方法のうち、ソーシャルメディアマーケティングに対する理解を妨げている要因として、炎上のリスクがあり、危険であるという考え方が企業内にあることが見受けられます。

    ソーシャルメディアをマーケティング活動に活用することはどんどんされるといいと思います。しかし、その担当者、もしくはその上司がある勘違いをしているととんでもないことになります。

    その勘違いとは。。。

    ソーシャルメディアマーケティングは大きなコストを伴う仕事です。

    利用者の声に耳を傾け反応を返すのには、時間がかかります。ソーシャルとは、すなわち人間同士の接触ですから、相応のスキルが必要です。投資効果は十分にあるのか。ソーシャルメディアで「いいね!」をくれた人はその後の購買行動が変わっているか。その友だちに波及効果を及ぼしているか。

    成功事例として取り上げられる企業は、中長期的にマーケティング施策を行うことで成功している企業がほとんどです。すぐに成果を出そうと短絡的な施策に走りがちな企業も多いですが、ファンの育成には時間を要します。ソーシャルメディアマーケティングは時間が掛かるものと認識し、どのように関係を築いていくかを考えることが重要です。

    コストとは何も実際にかかるお金だけではないことは、この記事をお読みいただいてる方にはすぐ理解できることかと思います。
     
     

    それでは、今から、ソーシャルメディアマーケティングの取り組みべき理由を3つ、仕掛けるための方法を2つ、についてをご紹介していきたいと思います。

     

    取り組むべき理由

    ソーシャルメディアマーケティングが重要視される理由について、次の3つを述べていきます。

    「友人」という繋がり

    FacebookやTwitterなどのSNSの強みを一言で表すとすれば、それは、「友人」という繋がり につきます。

    ソーシャルメディアは単なるツールにすぎません。友人同士をつなげるツールです。そして、すでにそのコミュニティーは形成されているのです。

    既に形成されたコミュニティーに認められ、SNSを上手く利用することができれば、シェアやリツイート行為を獲得できる可能性は飛躍的に向上します。

    見込み客との対話

    一般に表現される飛び込み営業をイメージしてください。

    ある日突然、ピンポンと玄関ブザーが鳴ります。そこには売り込みたい商品を抱えた営業マンがカメラ越しに見えています。

    あなたはその人に対してどのように接しますか?
     

     
    人は好む好まざるの如何に関わらず、突然の訪問に構えてしまうものです。

    しかし、SNSの場合は違います。発信した情報を受け手となる消費者が、自分自身で選択して企業の商品アピールのページを閲覧してくれるのです。消費者自身が自らページを閲覧するということは、見込み客とみなすことができます。その見込み客との会話が成立するのです。

    SNSを利用することで誰の目にも触れる場所で、公式な商品説明をすることが可能となるわけです。

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    マーケットリサーチ

    先の事例のように、既存顧客や見込み客とも気楽にやりとりができるSNSは、情報の発信のみならずマーケットリサーチにも活用できるというメリットが生まれます。

    企業のホームページには、おおよそどの企業も「お問い合わせ」フォームを設けていることが多いです。しかし、この「お問い合わせ」フォームから質問をメールするより気軽に投げかけができるのがSNSの特徴なのです。

    消費者から直接投げかけられる問いや感想に向き合えば、商品やサービスに対する反応や、隠れたニーズを発見することができます。すなわち、意図する・しないに関わらず、マーケットリサーチのツールとしても使用できるのです。

     

    仕掛けるための方法

    ソーシャルメディアマーケティングの利点をいくつか例を挙げました。では、具体的にどのようなことから手掛ければよいのだろうか、という次の疑問が出てくるかと思います。

     

    Facebookの場合

    無料で開設できるFacebookページ。広告費用をかけずとも、友人間での「いいね!」でその輪が広がり、シェアをしてくれた人とつながり、認知度を飛躍的に上げられる可能性のあるFacebookは、ソーシャルメディアマーケティングの柱となりえます。

    投稿の際には、写真がとても大事になります。

    写真で表現する自社ブランドの美しさ、ストーリー、力強さなどといった値段を払っても構わないと思わせる「何か」を表現するには、文章だけでは伝わりづらくなります。そのために、「写真」を有効に活用します。

    そして、その「写真」に添えられた文章から読み取れるこだわりが、更に商品の価値を上げ、高くても欲しいと思わせる商品を消費者に連想させるブランディングへつながります。

     

    Twitterの場合

    140文字以内という短文であるが故の気軽さがあります。読み手もそこは理解しているので、ムダな丁寧さも求めていないというのも特徴です。

    何より重要となるのが、「即応性」です。

     

    SNSは企業にとって マーケティングの一部にしか過ぎませんが、効果的に使うことで売り上げアップも期待できます。

    ただし、本当に気をつけないといけないことは、ソーシャルメディアはコミュニケーションツールであることを忘れない、ということです。

    ソーシャルメディアマーケティングとは、人と人、人と企業の近しいつながりを通じて展開されるコミュニケーションに基づいたものです。リアルな社会において好ましいとされる振る舞いは、やはりソーシャルメディア上でも好ましいのです。

    そして、通常の業務と並行してFacebookページやTwitterの更新をしていくのは難しいと思います。ソーシャルメディアマーケティングは一朝一夕で成功させられるものでは決してありません。

    ぜひ今後のソーシャルメディアマーケティングで自社のファンを増やせるように様々な施策を実践してみてください。
     
     
    いかがだったでしょうか。最初は難しく感じられても、全体の流れをしておくとそれほど難しい話ではないと思います。

     

    本章ではWebマーケティングに関する企業と消費者を結びつけるサービスの考え方、構築方法について紹介してまいります。どうぞ、参考にしていただければと思います。

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