マーケティング・コンセプトとは、消費者のニーズと消費者の利益を最大とする思想を、企業の経営活動に適応する考え方です。

なんのこっちゃ・・・?

そう思われた方はいらっしゃいますか? かくいう私がそうです。この言葉を初めて聞いたときは頭が「?」って感じでした。

組織の経済活動において基本的な考え方は「つくったものを売る」のではなく、「売れるものをつくる」にあります。高度成長期においては「つくれば売れる」だったかもしれませんが。。。
消費者のニーズ、ウォンツを明確にし、経営資源を組み合わせてそれらを実現して売り出す企業活動の概念がマーケティング・コンセプトです。

あれ? 説明が終わっちゃった。。。。

というわけではないですが、マーケティング・コンセプトの歴史を紐解いていきながら、マーケティング・コンセプトの概念を理解して「市場への創造的活動目標」や「広告、宣伝、販売などのマーケティング活動指針」といった企業活動のお役にたてていただければと思います。
 

生産志向

需要に比べて供給が至らない状態の未成熟期のマーケティング・コンセプトです。
高度経済成長時代のように、生産力そのものが価値となる企業活動は、生産性の向上がマーケティング上の優先順位です。つまりは「つくれば売れる」という考え方です。
この時期の企業活動は、いかに生産力を上げるか、作業工程の見直しはもちろんのこと企業の経営資源のほとんどを生産することに集中させます。この生産志向が企業にとって市場の需要に見合うだけの価値となるわけです。
 

製品志向

次の段階が製品志向です。たとえば、ウォークマン(walkman)を思い浮かべてください。発売当時(1979年)に音楽を “持ち歩く” という完全に新しい価値を生み出しだけではなく[free_buttun_txt]いくつかの規格も生まれました。そのことにより消費者はウォークマンに限らず、より高品質の商品を次々と手にすることができるようになりました。
この時期の企業活動は、「良い商品を作れば売れる」という考え方に経営資源を集中させます。高性能な商品、高機能な商品を開発することが競争優位となるわけです。
 

販売志向

需要と供給のバランスが逆転するとモノがあふれるようになります。過剰在庫の状態ですね。すると消費者の財布は固くなります。必要でないものの購入を控えます。そもそも、モノは充実しているわけですから。

すると、企業はいかに販売するかがマーケティング上の重要な課題となります。消費者のニーズやウォンツを無視してでも、強烈に販売活動を行うものです。典型的な「プロダクトアウト(Product out)」の概念に近い発想で企業は経営資源を集中することになるかと思います。

プロダクトアウト(product out、product oriented)とは、企業が商品開発や生産を行う上で、作り手の理論を優先させる方法のことです。「作り手がいいと思うものを作る」「作ったものを売る」という考え方で、たとえば、従来の大量生産がこのやり方に当たります。
プロダクトアウト/マーケットイン – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/プロダクトアウト/マーケットイン

マーケティング志向

販売志向は需要のないところに売り込むわけですから限界がやってきます。
そのため、消費者のニーズやウォンツを調査し求める商品(いわゆる消費者ニーズを満たした商品)を生産・販売していこうとするものです。
現在マーケティングとは何かという勉強を始められた方がイメージするマーケティング活動は、まさにここに該当します。
 

ソーシャル・マーケティング志向

マーケティングはその対象を明確にしてその活動を行います。その対象のみの満足だけでなく社会全体の利益や福祉の向上を考えた、長期的視点にたったマーケティング活動を行おうとするものです。現代の日本はまさにこの段階だと言えます。
ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院教授のフィリップ・コトラー氏が著書『Marketing 4.0: Moving from Traditional to Digital』で提唱しています。

「顧客の自己実現を支援したり、促進したりするような商品やサービスを開発すること」

まさに、個人ではなく社会全体の利益・福祉の向上のサービス開発視点にたつ概念です。
 

今後のマーケティング・コンセプト

ソーシャル・マーケティング志向の次に、どんな新しいマーケティング・コンセプトがあるかはわかりませんが、当分はソーシャル・マーケティング志向の時代が続くものと予想されています。

ただ、企業の動向を見る限り、まだまだ「販売志向」の状態であるように見えることが多いです。たとえば、何かと”エコ”の言葉を多用してみたりすることなどは「販売志向」そのものの典型と言えるのではないでしょうか。
 

本章ではこの新しい企業と消費者を結びつけるサービスの考え方、構築方法について紹介してまいります。どうぞ、参考にしていただければと思います。

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