こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。
本日ご紹介するハーブティーは、タイムです。
タイム
タイムはヨーロッパ・北アフリカ・アジア原産で、高さは40cmほどの小低木です。日本ではタチジャコウソウのことをタイムと呼ぶことが多く、約350品種があるなかで代表的なのはコモンタイム、シトラスタイム、ワイルドタイム。白やピンク、紫の花を咲かせます。
タイムが持つ成分の中には、強い抗菌作用を含んでいるものがあります。その成分によって、インフルエンザや風邪予防に役立つと言われています。昔は防腐剤としても活用されていたようで、エジプトでは遺体の保存や冷蔵庫の代わりとしてタイムが使用されていたとされています。
それでは、もっと詳しく見ていきたいと思います。
タイムの歴史
古代エジプトでは、ミイラの防腐剤・保存剤として使用されていました。
古代ギリシヤ・ローマ時代の人にとって勇気や品位、優雅であることの象徴でした。持ち主に勇気を与えると信じられていたことから、男性は入浴後にタイムの香りを胸に付けたり、女性は騎士や戦士にタイムの葉を添えて贈り物をしたりしていました。
抗菌作用
タイムにはチモールという成分が含まれており、ハーブの中でもナンバー1と言われるほど強い殺菌効果と抗ウイルス作用を備えています。
強い抗菌作用で知られるハーブ。風邪やインフルエンザなどの感染予防、のどの痛みなどの諸症状の緩和に役立ちます。殺菌防腐効果が高く、料理やコスメ、ハーブティーなど、幅広く使えます。のどがイガイガする、かゆいときなどは、薄めに煮出してうがいをするのも効果的です。
タイムを使った料理
タイムの一般的な使い方は、やはり料理。程よい風味のタイムは、生のフレッシュタイプでも乾燥させたドライタイプでも、普段のメニューにサッと加えるだけで、新鮮な味わいに変化します。また、ハーブティーやアロマオイル使った、身体と住まいの健康対策も合わせてご紹介します。
肉との相性
タイムは肉、魚料理の風味付けに用いられることが多いハーブです。フランス料理で使われるブーケガルニの一つで、他の香草と凧糸で縛り、ゆっくり煮込むと良い風味のスープが作れます。
イタリアやフランスでは他のハーブと一緒に、肉類のローストや煮込み料理に使われます。セージやローズマリーほど強すぎず、ほどよく繊細な風味ですので、タイム単品の場合は、白身の魚や鶏むね肉やササミなど淡白な食材のソテーや蒸し焼き、煮込みなどに合います。
ハーブティーとしてのタイム
ハーブとしての効能もあります。その効能というのは、二日酔いに効果があり、消化促進、強壮作用があります。特に、この効果を得たい場合には、香辛料として使うよりも、ハーブとしてハーブティーにして使用するのが最も理想的といえます。また、タイムをハーブティーとして使用した時に、蜂蜜を加えると味がまろやかになり、さらに喘息、そして風邪からなる咳や喉の痛みを緩和することができます。その他の効能としては、香辛料でもなく、ハーブティーとしてでもなく、アロマオイルとしてのタイムの効能です。
ハーブ(Herb)の語源は、ラテン語で草を意味するHerba(ヘルバ)に由来しています。
Herbの定義については、「香草」や「お茶にできる植物」などとあまり定まっていません。
また、 ハーブティーにはさまざまな効果がありますが、日常生活の中で用いる分量くらいならほとんど危険もなく(妊娠中を除く)、安心して利用できます。これはハーブティーの大きな魅力のひとつでしょう。
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