塩とグルタミン酸ナトリウム4。塩を知る17

こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。

塩と健康は切っても切り離せない関係にあります。
塩がなくては、身体はあっというまにダウンしてしまいますし、かといって、塩分の摂りすぎも身体によくありません。健康のためには、塩との正しいお付き合いが大切なのです。

脳とグルタミン酸の関係

前回からの続きです。

前回は、京都大学の論文を引用して、グルタミン酸そのものが脳にどのような影響を及ぼす大切な物質であるかを説明しました。今回も、グルタミン酸の重要性についてお話をしたいと思います。

グルタミン酸の働き

私たちの脳では神経伝達物質としてグルタミン酸というアミノ酸の一種を利用しています。グルタミン酸はN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)型受容体に結合して受容体を活性化することで、隣の神経に情報を伝えます。この情報のやり取りが盛んに行われると、シナプスの繋がりが強固になり、記憶や学習をつくると考えられています。

また、オランダのエラスムス大学医療センターなどの研究で、昆布などのうま味成分としてよく使われるグルタミン酸を多く摂取している人は、大腸がん発症リスクが低いことが明らかにしました。

During follow‐up, 242 subjects developed CRC. Baseline dietary glutamic acid intake was significantly associated with a lower risk of developing CRC (hazard ratio [HR] per percent increase in glutamic acid of protein, 0.78; 95% confidence interval [CI], 0.62‐0.99). After stratification for BMI, the risk reduction for CRC by dietary glutamic acid was 42% for participants with a BMI ≤ 25 kg/m2 (HR per percent increase in glutamic acid of protein, 0.58; 95% CI, 0.40‐0.85), whereas no association was found in participants with a BMI > 25 kg/m2 (HR per percent increase in glutamic acid of protein, 0.97; 95% CI, 0.73‐1.31).
出典:エラスムス大学医療センター「Baseline dietary glutamic acid intake and the risk of colorectal cancer

このように、グルタミン酸は私たち人間の体にとって欠かすことのできない物質なのです。

しかし、なぜ、このグルタミン酸が体に良くないような扱いをうけてしまったのでしょうか。

それは、2002年に発表された弘前大学の大黒らの報告によると、グルタミン酸ナトリウムを過剰摂取させたラットのガラス体と網膜神経節細胞にはグルタミン酸ナトリウムの蓄積がみられ、機械的ストレスを受ける細胞の部位に見出されることが多いグリア線維性酸性タンパク質の発現増加と、通常の餌を与えたラットに比べて網膜ニューロン層の厚さが著しく薄くなっていることを確認したという研究報告があります。

他にも、巷でよく言われる、いわゆる中華料理店症候群などが未だに人々の記憶にあることも要因として考えられています。

 
 

「塩」とひとくちに言っても、多種多様な商品が出回っている昨今。
おいしさはもちろんですが、毎日口にするものだからこそ、安心・安全な塩を選びたいですね。
 
 
塩を控えすぎていませんか?

減塩で問題となるのは、ミネラル不足になるということです。ミネラルが不足すれば代謝が滞ります。大切なミネラル補給源の一つである塩をやみくもに減らしてはいけないのです。

今の時代であるからこそ、食品としての塩、すなわち自然塩を確保することを真剣に考えてほしいと願っています。
食塩の質の良否は、体質の良否と深くかかわりがあることが科学的に証明されてきました。良い塩を選ぶと言う事は、何より大事なんだと、この記事が皆さまの健康にお役に立つことを願っています。

 

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