前回の記事でお話しをした「オープンクエスチョン」と一緒に扱われることの多い『クローズドクエスチョン』の話をしたいと思います。
「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」を使う時に気を付けるべき事は、適切な場面で適切な質問をする、という事。
それでは、どのように「クローズドクエスチョン」を活用していくのかを進めたいと思います。
クローズドクエスチョン
相手が「はい」「いいえ」で答えられるような、回答が限定される質問のこと、それを「クローズドクエスチョン」と言います。
相手との関係が深くないうちの会話では、クローズドクエスチョンを活用して質問をし、会話をつなげていくことができるほか、相手の意思決定を明確にしたい場合などに使うと効果的であるとされています。
特徴
クローズドクエスチョンの特徴としてよく挙げられるのは、YesかNoで話が終わってしまうため、会話が広がらないというものです。
そしてクローズドクエスチョンは、ビジネスシーンではあまり宜しくないと言われがちですが、決してそのような事はありません。
実際にここは「Yes」と答えてほしいと考えているときには、クローズドクエスチョンは重要です。
ただし、意図的に「Yesをもらおう!」といった質問ばかりをしていると、相手も無意識的に「なんだかYesばかり言わされているなぁ~」と感じてしまい、嫌悪感を抱かれる場合もあります。
答えやすさ
クローズドクエスチョンはアンケートを取る際にも有効です。
公共施設等には良く「ご意見投書箱」のようなものが置かれていますが、ただ紙と鉛筆を置いて「自由な意見をお聞かせ下さい」と言われても、殆どの人は何について聞きたいのかが分からないので答えようとはしないでしょう。
このような場合は、下記のようなクローズドクエスチョンを用いたアンケート形式にすると回答者がぐっと答えやすくなります。
それでは、ビジネスシーンでどのように活用していくのか、ポイントを説明します。
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回答内容を限定
初対面の人と打ち解けるためにとても重要なことは、相手に安心感を持ってもらうことです。具体的には、クローズド・クエスチョンを繰り返して「Yes」という答えをもらうことが有効です。
対話相手がYes,Noや、選択肢から回答できるように、回答内容を限定する質問方法のことを言います。こちらもヒアリングの基本テクニックです。
相手の考えや事実を明確にしたい場面で活用でき、回答を誘導するために有効な話法です。
例)「ではこの機能が付いていた場合、A社、B社、弊社の製品のどれをお選びになりますか?」
あえて一方的に
ビジネス上、取引先との関係を考えてしまう場面はありませんか?
その場合に、あえて一方的に話をすることで距離を置くことができるのがクローズドクエスチョンの有効な活用です。
ものごとを依頼
ものごとを依頼するときも、丁寧度には気遣いつつも、結局は自分の依頼を押し通したいわけですから、クローズドクエスチョンが基本です。
このように質問する側が会話をコントロールできるクローズドクエスチョンは、話し手にとって便利な手法である一方、それを受けた側は返答に気をつける必要があります。
クローズドクエスチョンのまとめ
クローズド・クエスチョンのメリットは、大きく4つあります。
コミットメントを得たい場面でおおいに活用できます。
マーケティングスキルはビジネスを大きく左右する重要なスキルであるにも関わらず、学校や会社ではほとんど教えてもらえません。紹介した知識はマーケティングはもちろんですが、結局ビジネスをしていく上で顧客心理は切っても切り離せない重要なポイントです。
テクニックは、接客、営業、WEBマーケティングなど、様々なシーンで参考にできるものばかり。もちろん、職場や家族の問題の解決で合ったり―の中でも活用できるので、一度目を通して頭の隅っこにいれておくことをおすすめします。
本章ではこの新しい企業と消費者を結びつけるサービスの考え方、構築方法について紹介してまいります。どうぞ、参考にしていただければと思います。
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