この記事をお読みのあなたがマーケティング担当者あるいは責任者であるならば、コンテンツマーケティングを行うにあたり「ターゲットを集める力」と「他部門チームとの連携」を忘れずに取り組むよう心がけてください。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、消費者が惹きつけられる良質なコンテンツを提供し良い関係を構築することで、商品・サービスの購買へと導くマーケティング手法を言います。
ん? なんで「他部門チームとの連携」が関係するんだ?
って思ったあなた。
アイデア先行でコンテンツを作ってしまうことの危険性を頭に思い浮かべて、この先を読み進めていただきたいと思います。
広告による売り込み
企業のメッセージを伝えるために作成されたものは、コンテンツマーケティングと呼ぶことはできます。なにもインターネット上でのモノに限りません。そういう意味では、大量のマーケティングメッセージであふれかえっています。
消費者と良い関係を構築し自社のファンになってもらい、将来的に購入してくれることを期待する、この手法がコンテンツマーケティングなわけです。つまり、「企業が伝えたいこと」広告と、「生活者が知りたいこと」の情報を、「適切なコンテンツ」で埋めることでコミュニケーションを成立させるのがコンテンツマーケティングです。
「適切なコンテンツ」とは
コンテンツマーケティングの理解を進めると、必ずぶつかる壁が「適切なコンテンツ」です。
消費者が自分の好きなときに、好きな情報を、好きなだけ入手し、発信・交換まで可能になったのが現代のインターネット、および、SNSの社会です。つまり、消費者は、知りたいコトや欲しいモノに関する情報 を「自分から積極的に探す」ことがごく普通の日常生活なわけです。
なんとなくイメージできましたか?
「適切なコンテンツ」とは、気になる情報、欲しい商品、解決したい疑問などのすべてが用意されたサイトおよびコンテンツこそが、「適切なコンテンツ」になるのです。
コンテンツマーケティングをどのように行い、成果につなげるプロセスを解説していきます。
どうぞ、ご参考にしていただければと思います。
進め方
ここからコンテンツマーケティングの実践方法をご紹介します。ステップは多くありません。
ステップ数はたったの4つです。
あとはPDCAサイクルで常に4ステップのいずれか、もしくは全体の改善を行うようにしてみてください。ただし、いくら設定だけ完璧にしても、価値あるコンテンツを継続して提供しなければ、何も生まれないことを再度認識してほしいです。良質なコンテンツの提供し続ける努力と改善が必要であることをお忘れなく!
ステップ1:全体像をつくる
コンテンツマーケティングでは、最終的な目標を定めなければなりません。[free_buttun_txt]
メーカーであれば商品の販売契約、飲食業であれば来店などといったように、成約(コンバージョン)を何にするかを決めることです。
その最終的な目標を定めたうえで、「適切なコンテンツ」とは何か、何を公開することで成約に結びつけることができるのか、全体の青写真を描く必要があります。
ここでは、細部の詳細は必要ありません。ぼやーっとしたイメージを持つことが重要です。逆に、このタイミングで詳細を詰めてしまうと、それが条件やクリアしなければならない足かせになることもありますので、あくまで概要にとどめることがポイントです。
そして、何より大事なのが冒頭でお話しをした「他部門チームとの連携」です。
商品を売り出したいのであれば、その開発部門との連携は必須ですし、法務的要素や経理的要素が含まれるコンテンツを提供するのであれば、その専門の部署との連携がなければ成立しません。
ステップ2:ニーズを洗い出す
消費者にとって有益なコンテンツが何なのかを知るために必要なのがキーワード選定とキーワードをもとにしたサイト全体のコンテンツプランを作成することです。
自社製品やサービスの潜在顧客を引きつける情報を発信し、自社のファンを増やしていくことで、購買へと繋げていくのがコンテンツマーケティングです。
従来のマーケティングは、ユーザーの「顕在化」したニーズに応えることを主としていました。これに対し、コンテンツマーケティングでは、コンテンツを通して自社の存在を認知してもらい、ユーザーの「潜在的」ニーズを掘り起こし、「段階的」に購買へと導く点に特徴があります。
これが冒頭に述べた「ターゲットを集める力」になります。ニーズが重要だということを再認識してほしいと思います。
ステップ3:獲得する仕組みを用意
しっかりと価値を提供していけば、ユーザー満足度を上げることができファンが固定化されます。肝心な点は、あくまでコンテンツは商品を”売るもの”ではなく、自然と商品への”理解を促すもの”である点です。
ステップ4:価値の提供を継続
最後に、一番大切なポイントをお伝えする。それは、ランディングページのコンバージョンをあげたいなら、全ての先入観を捨てて、しっかりとデータを計測し、そのデータのみを判断の基準にすることです。
そして、コンバージョンのみに焦点を当てることにして、本当に消費者が望むコンテンツを提供しつづけることです。
いかがだったでしょうか。最初は難しく感じられても、全体の流れをしておくとそれほど難しい話ではないと思います。
コンテンツマーケティングは運用型広告という側面からPDCAが必須のため、管理にある程度の工数を割かれることになります。
本章ではWebマーケティングに関する企業と消費者を結びつけるサービスの考え方、構築方法について紹介してまいります。どうぞ、参考にしていただければと思います。
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