玄米はビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含んでいます。とまあ、玄米が身体に良いと分かっていても、「炊く手間と時間がない」「ボソボソしていて美味しくない」など、玄米を炊く手間や食感から、避ける人は少なくありません。

栄養価の高い食品

玄米が健康に良いということは聞いたことがあると思います。その栄養価の中で、とくに食物繊維の豊富さには驚かされます。白米と比べると、食物繊維が4~6倍近くあるとされ、また、胚芽の部分にはビタミンEが豊富にあります。

玄米も完璧ではない

栄養価が高いとはいえ、玄米も完璧ではありません。

玄米は、固い表皮に覆われているので、白米に比べると格段に消化が悪いです。消化機能の未熟な子供や早食いの人は、消化不良を起こし、内臓に負担をかけるケースもあるとされます。さらに玄米に含まれる発芽抑制因子のアブシジン酸が、体内の代謝に悪影響を及ぼすともいわれている、という事実はあります。

ちなみに、玄米の種(たね)に含まれる「アブシジン酸(ABA)」とは植物ホルモンの一種です。しっかり長時間浸水させて発芽させれば、玄米の毒性(アブシジン酸)を簡単に抜くことが出来ます。

玄米の選び方

玄米は、皮まで食べるため農薬などが気になる方も当然いらっしゃいますよね。白米は「もみ」も「ぬか」も取り除かれるので、残留農薬の問題は最小限にとどめられます。
玄米を選ぶ際は、新鮮な無農薬、低農薬のものを選ぶことで、それらの不安は払しょくできますよね。

 
 

それでは、お待ちかねの調理法です。

キーポイントは圧力

市販の炊飯器でも、玄米メニューが含まれる炊飯器は多くあります。

基本はやっぱり圧力鍋

圧力鍋をお持ちでなかったら、是非購入されるのをお勧めします。
洗ったお米にたっぷりの水を加えて、しっかり水に浸すことがお勧め。レシピ本によっては4~6時間、とばらつきがあります。いずれにせよ季節(夏・冬)や水温にもよるところが大きいので、何度か試してご自身の合う時間を見つけるというのも、玄米食を楽しむ一つの調味料、かもしれません。
圧力鍋に玄米と玄米の1.5倍の水、そして天然塩を入れます。しっかりと蓋を閉め、強火にかけます。
 

進化した玄米ごはん「酵素玄米」

酵素玄米は、玄米に小豆と塩を入れて炊いたものを、70℃前後の炊飯器で3日間ほど寝かせて、酵素を活性化した玄米で、発酵玄米や寝かせ玄米とも呼ばれることがあります。

酵素玄米はダイエットの効果といえば美容、そして便秘解消の期待があるということで、女性を中心に人気が出ているダイエット方法です。酵素玄米に作り置きがメインになりますので、やり方も簡単といえます。

 
 

玄米が注目を浴びている訳は、栄養価の高さです。白米と玄米のカロリーを比較するとさほど違いがありません。玄米はヘルシーや健康維持のイメージがあるのは、白米と比較すると含まれている栄養の種類や量が豊富だからです。

本章では、玄米に関する基礎知識をまとめていますが、効果・効能をうたうものではありません。あくまで知識として参考にしていただければと思います。

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