こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。

6次産業とは、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣が提唱した造語。また、このような経営の多角化を6次産業化と呼びます。

さて、前回に続いて6次産業化のデメリットをお伝えしていきたいと思います。

衛生管理

食品衛生は厳しいです。ベルディアも飲食店を経営しておりますが、保健所とのやりとりはもちろんのこと、「食品衛生責任者」を置いています。この食品衛生責任者。飲食店・食品販売店では必ず1名以上の資格取得者をおくことを定められています。

食品加工(2次産業)と衛生

食品衛生責任者とは、食品衛生に関する責任者のことです。一般的には、都道府県の施行条例によって資格取得が義務付けられています。各地域の保健所で講習とテストを受けることにより、資格を取得することができます。

6次産業化の話に戻しますが、農家の方が自作した農産物を加工して販売することは、こういった衛生や食品管理の知識を「農家の方たち自身」が学び、資格を取得しなければいけません。

設備もさることながら、こういった資格についても農家が多角化の一環でできるほど気軽なものでは決してありません。

ただ、加工業者に加工してもらうとしてアウトソーシングする方法も、もちろんあります。そうすれば、衛生面におけるデメリットはクリア可能な問題なのかもしれません。

とはいえ、商品に付加価値を付けるにはどのように加工すればいいか、農業者自身がコンセプトを考えて、どのように商品を流通させるか、という商品のブランディングとマーケティングのところはアウトソーシングできるものではありません。

そもそも、農家の本業は農業です。まったく関係がないとまではいいませんが、農業に「食品衛生責任者」の専門的な知識が必要だ、とは、ちょっといくらなんでも強引すぎやしませんか?

サービス(3次産業)と衛生

先ほども述べましたが、飲食店を開業・運営する際には「食品衛生責任者」の専門的な知識が必要です。食品衛生責任者とは、店舗において食中毒や食品衛生法の違反が起きないように管理・運営をする人のことです。

店舗の設備や食品の管理状態、スタッフに必要な教育もあります。体調不良のスタッフを働かせていないことも、衛生状態を保つには必要です。

そして「食品営業許可申請」。管轄する保健所へ、食品衛生責任者の資格証明書や店舗の図面などを提出し、保健所職員による実地調査を受けます。取り扱う商品の内容によっては、「菓子製造業」許可申請が必要です。

繰り返しますが、本業は、、、農業、です。

 
 

2次産業である食品加工は投資額も大きく、衛生面でも厳格な管理が求められます。したがって、6次産業化を目指す農林漁業者は、食品衛生の知識を相当勉強する必要があり、リスク管理・投資に対する責任も持つことになります。

 
そこまでして6次産業化を進めたいのかを、これから6次産業化を取り組もうとする農家はじっくり考える必要があるかもしれません。

 
 

農作物を使ってスイーツやジュースなど、作ってみたいものをイメージしてみましょう。自分自身が心から熱意を注げる商品をイメージするのです。
そして、最初のうちは、すべてを自分でやろうと考えてはいけません。まずは、人の力も頼りながら、小さくスタートするのが基本です。

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