こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。
油(脂質)と聞くとどのようなイメージを思い浮かべますか?
太る、、体にわるい、、悪性〇〇、、、etc
しかし近年の研究から油(脂質)は病気を予防することはもちろんのこと、若さを維持するために非常に重要なものであることが広く認識されてきました。
毎日の調理に使う油だからこそ、体にとってよい油を摂るように心がけてはいかがでしょうか。
食用油は腐る事はありませんが、酸化や劣化により傷んでいくので適切な保存が必要です。保存の仕方によって食用油の劣化に大きな差が生じます。油の酸化・劣化に関わる原因は主に、光、空気、温度の3つです。
食用油を保存するポイント
食用油は光や熱により劣化しますので、直射日光や蛍光灯などの光を避け、暗くて涼しいところに保存してください。また、空気も油をいためる原因になりますし、キャップを閉め忘れるとアリやゴキブリなどの虫や水分が油の中に入ることもあります。開封後はしっかりキャップを閉めて保存してください。
このほか酸化に強いごま油を少量加えると、ごま成分のセサモリンが天然の抗酸化剤の役割を果たし、油を長持ちさせます。
暗くて涼しいところに
油は光や熱を嫌います。直射日光や蛍光灯などの光を避け、暗くて涼しいところに保存しましょう。買い物帰りに、炎天下のクルマのなかに長時間放置したりするのも禁物です。
きっちりフタを閉める
空気も油を傷める原因です。また、栓を閉め忘れると、虫が混入したり、水分が高くなったりすることがあります。開栓後はきっちりフタを閉めましょう。
温度が高い場所では保存しない
料理の際に便利なので置きたくなりますが、ガスコンロの近くに置いて保存しないようにしましょう。ガスコンロ近くは温度が高くなりやすく、品質低下や火事を招く恐れがあります。少し面倒ですが、調味料ラックや引き出しなどに閉まって収納するのがおすすめです。
油の使用回数の目安
揚げ油は上記のように酸化されて傷んでくることがわかりましたが、では実際どのくらい使えるのでしょうか。東京都消費者センターが過去に行ったテストでは、適温で揚げ物をして毎回3分の1程度さし油をすれば、10回くらいまでは少しずつ油の劣化が進みますが、それ以降はさし油のおかげで劣化が見られず、30回使用してもおいしく食べれるとの報告がされています。
しかし油は熱に弱く、2~3回の使用で体によくない物質が生成するのでフライ油は捨てるべきだとの意見もあります。ただ業務用と違い家庭用の油は1日にせいぜい20~30分程度しか加熱されないので熱酸化は比較的少ないと考えられます。
油(脂質)は種類を選んで上手に摂取することで動脈硬化や生活習慣病の予防に役立つとされています。
摂り過ぎた油の悪影響を解消するためにも、正しい知識と摂取量を守ってほしいと願っています。
この記事が皆さまの健康にお役に立つことを願っています。
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