こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。
ハーブティーは古くから西洋で親しまれてきた、薬草を乾燥させ煮出した飲み物で「西洋の漢方」とも言われています。ハーブの種類は数千種類ともいわれ、多種多用な効果があり、その組み合わせによって香りも味わいもさまざま。好みや体調に合わせて飲むことができます。
本日のご紹介は、ラベンダーティーです。
ラベンダー
ラベンダーティーは、強いラベンダーの香りが特徴です。
お湯を注いだ瞬間から、ラベンダーのいい香りが部屋いっぱいに広がります。口にふくむと、いつまでもラベンダーの香りが残って心地いいいです。香りが強い為、紅茶やブレンドハーブに加えるとアクセントになります。
代表的な種類は、イングリッシュ・ラベンダーとフレンチ・ラベンダーの2種です。ラベンダーと言えば、薄紫の花の色を思い浮かべる方が多いでしょう。確かに色の名称にも使われるほどですが、実はこの花の色には紫だけでなく、青、ピンク、白もあるのです。
ラベンダーティー
ラベンダーは、シソ科ラベンダー属の植物で、1mほどに成長する低木ですが、あまり木っぽくはなく、草花としてとらえられることが多いようです。
和名は「ラベンダー」です。
ラベンダーは、地中海沿岸、北アフリカ、カナリア諸島などが原産地です。春に紫や白、ピンク色の花を咲かせ、100ほどの種類があると言われています。多くの種は、揮発性の精油を分泌します。ラベンダーは、ハーブの女王と呼ばれるほど、たくさん種類のあるハーブの中でも代表的なものです。
フランスのプロバンス地方を始め、原産地でもある地中海沿岸など、世界各地で栽培されています。日本では、北海道の富良野地方が栽培地として有名です。
ラベンダーティーは、ラベンダーの花のティーです。ホットでもアイスでも飲めます。青いきれいなティーですが、ブルーマローと同じで酸アルカリ度によって変化する色素を含有するため、レモンを加えるとピンク色に変色します。カップに広がる清々(すがすが)しい香りはイライラなどの精神的ストレスを和らげ、心をリラックスさせてくれます。
ラベンダーの効果効能
ラベンダーはリラックスさせる作用に優れます。不安や緊張を緩め、バランスを保たせてくれます。ストレスが原因の頭痛、めまいや不眠、消化不良や吐き気にもいいです。不安や睡眠障害にはハーブティートして使用されます。子供の夜尿症にも使われます。神経疲労や神経性胃炎などの自律神経失調の症状には入浴剤に、神経痛には外用で使います。スキンケアにも有効で、傷の治療や肌トラブルに効果があります。 熱を伴う風邪やインフルエンザの症状には、発汗し熱を下げ、毒素を排出する作用が働きます。
科学的根拠
ラベンダーが、多くの健康を目的とした使用法に対して、ラベンダーの有効性を示す科学的根拠は、ほとんどありません。
不安に対するラベンダーについての小規模の試験では、結論の一致をみていません。一部の予備的な研究結果では、円形脱毛症と呼ばれる脱毛症状に対し、他のハーブから採取したオイルと組み合わせたラベンダーオイルが有用である可能性が示唆されています。
妊娠中は控えた方がいいといわれるハーブ
ラベンダーはリラックスする香りとして、ハーブの中でも王道ですが、上述のとおりラベンダーの有効性を示す科学的根拠はほとんどなく、妊娠中の摂取による安全性がよくわかっていないことと、大量に飲むのは避けたほうがよいと言われています。
ハーブ(Herb)の語源は、ラテン語で草を意味するHerba(ヘルバ)に由来しています。
Herbの定義については、「香草」や「お茶にできる植物」などとあまり定まっていません。
また、 ハーブティーにはさまざまな効果がありますが、日常生活の中で用いる分量くらいならほとんど危険もなく(妊娠中を除く)、安心して利用できます。これはハーブティーの大きな魅力のひとつでしょう。
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