前回前々回と2回にわたって水野南北の話をしましたが、本日は桜沢如一のお話を交えて進めたいと思います。マクロビオティックの世界では、この人の名前を知らない人はいないくらい、超のつく有名人ですね。

櫻澤 如一(さくらざわ ゆきかず、若き日はじょいち、1893年10月18日 – 1966年4月24日)は、日本の思想家、マクロビオティック(食養)の提唱者。海外ではジョージ・オーサワ(George Osawa)の名で知られている。マクロビオティックを日本、北米、中南米、欧州、インド、アフリカ、ベトナムに広めた。
桜沢如一 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/桜沢如一

今回は、如一が遺した言葉を引用します。

陰陽五行説と食の関係

桜沢如一は易学を深く研究したと言われています。その原理を基として宇宙秩序・七つの原則、無双原理十二定理をまとめました。

宇宙の秩序・七つの法則
(一)始めあるものにオワリあり
(二)オモテあればウラあり
(三)この世に一物として同一なるものなし
(四)オモテ大なればウラも大なり
(五)変化(運動、調和、均衡、崩壊、死生)はスベテ宇宙の二大対立エネルギー
の結び、またはその分化である。
(六)絶対、無限、永遠、唯一なるモノは二つの相反する陰・陽を生む。
(七)スベテの変化するモノは絶対、変化しないモノの産物である。

無双原理十二定理

(一)陰陽を生ずるものは実有である。
(二)陰陽は、不断に派生し、分極し、相関往来し、永盛し、不断に実有に帰入消滅する。
(三)陽は求心、圧縮の性を有し、陰は遠心、拡散の性を有し、おのおの、その性反対なり。
(四)陽は陰を、陰は陽を互いに牽引す。
(五)森羅万象は、あらゆる比例において陰陽を荷帯せる実有大極の、
複雑にして無数なる微分子の集合体なり。
(六)森羅万象は、単に種々なる程度の動的均衡を示す陰陽の集合体なり。
(七)絶対的陰、もしくは絶対的陽なる事物は存在せず。
(八)一物も中性なるものなし。必ず陰または陽に多寡あり。
(九)森羅万象相互間の引力は、各対者間の異性(陰陽)量の差に比例す。
(十)同名の性は、相排斥す。同性の二物の排斥は、その差に逆比例す。
(十一)陰極まりて陽生じ、陽極まりて陰生ず。
(十二)万物、その内奥に陽を荷帯し、外側に陰を荷帯す。

なんだか、わかるようでよくわかんない、なんていうのが本音として聞こえてきそうな言葉が並んでいますね。かくいう私も、実のところ、まだまだ如一の言葉の意味が理解できないでいます(苦笑

詳しいマクロビオティックのお話は、それを専門にされている桜沢如一がはじめたマクロビオティックの普及団体とか西日本を中心とした普及団体、他には桜沢如一に師事した普及団体などいらっしゃるので、こちらの記事では引用する形で紹介程度にとどめて、詳しくはリンク先をどうぞ参考になさってください。

マクロビオティック (Macrobiotic) は、従来の食養に、桜沢如一による陰陽の理論を交えた食事法ないし思想である。 長寿法を意味する。 玄米、全粒粉を主食とし、主に豆類、野菜、海草類から組み立てられた食事である。 身土不二、陰陽調和、一物全体といった独自の哲学を持つ。
マクロビオティック – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/マクロビオティック

マクロビオティックの基本理念

マクロビオティックの基本理念は、常に変化(易)を続ける現象世界に巧みに適応して、宇宙の秩序に従って生きることにあるとされています。なんだか難しい表現ですが、簡単に解釈すると、自然と調和をとりながら健康な暮らしを実現するもの、だと思っています。

では、このマクロビオティックの理念が食育とどのような関係があるのか?
実は、ものすごく深い深~い関係があるんです。

今回はここまででいったん区切ります。次回以降の記事で数回に分けて解説し、関係を詳しく説明できればと思います。次回以降の記事でのキーワードは、、、、

陰陽五行説
桜沢如一
石塚左玄
食養
食本主義
食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり

といったところでしょうか。どうぞ、参考にしていただければと思います。

食べ物と、健康、そして収入の関係性。

非常に興味深いですよね。本章では、水野南北が遺した教訓をまだまだご紹介してまいります。

食と陰陽の関係正しい食事で免疫力を高め病気に強い体を維持する

日常の食事に陰陽を取り入れ健康と幸福をもたらす

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