こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。
醤油を知り 醤油を楽しむ
日本の食卓には欠かせない、最も身近な調味料とも言える醤油。
それでは、本日はうすくち醬油についてお話をしたいと思います。
うすくち醬油
普通”しょうゆ”といえば濃口醤油を指しますが、製法や材料の割合等の違いなど、地域によっても様々な醤油があります。
JAS規格によると醤油は5つに分類されます。濃口醤油・淡口醤油・再仕込醤油・溜醤油・白醤油です。中でも濃口醤油は一般的な醤油とされ、全体の流通量の約80%がこのタイプです。
ちなみに、、、「うすくち」は、一般的には「薄口」ではなく「淡口」と書きます。前述した通り、「うすくち=味が薄い」と思われるのを防ぐため、「色が淡い」という意味に「淡」を使っているのです。
生い立ち
全生産量の約14.5%を占めています。
兵庫県竜野地方が発祥の地であり、「こいくち」より色が淡い「うすくちしょうゆ」は、料理の素材を生かす野菜や白身の魚など、またうす味の煮物や吸い物などの調理用として、京阪神方面で愛用されていました。
使い方
関西生まれの醤油で、京料理など、素材の「色や持ち味、香り活かして仕上げたいとき」に使用されることが多いようです。たけのこの煮物やお吸い物、関西風のおでんなどに使われます。
一方、全国的に使われている濃口醤油は豚の角煮やぶり大根など、青魚や肉の臭みをおさえてコクを出したいときにおすすめです。
しょうゆの色をうすく仕上げてあるので、料理の素材を生かす野菜や白身の魚など、またうす味の煮物や吸い物などの調理用として京阪神方面で愛用されています。
製造法は、こいくちしょうゆとほとんど変わらないが、色の増加を抑えるため、高濃度の食塩で仕込み、仕上げの段階で甘酒を加えるのが特徴です。
うすくち醬油の注意事項
濃口醤油を薄めても代用できません。
濃口醤油をうすめてもうすくち醤油にならず、代用できません。濃口醤油をうすめて使うと「うまみの足りない水っぽい味」になり、そこに塩分を足しても濃口醤油の強い香りが残ります。レシピに「うすくち醤油」と指定がある場合は指示通りにしましょう。
どっちが塩辛い?
よく言う調味料のさしすせその“せ”にあたる醤油。これは昔、醤油が“せうゆ”と呼ばれていたからですが、醤油は大きく分けて、濃口醤油と薄口醤油(淡口醤油)の二種類があります。
イメージでは色の濃い、濃口醤油の方が味が強そうですが、実は薄口しょうゆの方が塩分濃度が高いんです。
濃口しょうゆは大豆と小麦を同じくらい使って、塩分濃度は16~17%
薄口しょうゆは食塩を多めに加えてるため、発酵を抑えているため、色が薄い。塩分濃度は18~19%
おわりに
「うすくち醤油」とは「色と香りがうすい」醤油でしたね。
どんな醤油かを知ると、レシピの調味料欄に「うすくち醤油」の記載があっても迷わず調理できそうです。使う頻度は多くないかもしれませんが、濃口醤油とあわせて使い分けできると、料理の幅が広がりそうですね。
日本の食卓には欠かせない、最も身近な調味料とも言える醤油。
全国には1,400 にも及ぶ醤油蔵があり、それぞれが独自の商品を販売していることは実はあまり知られていません。
醤油の違いで、こんなに美味しさが変わる! もっと早く知っておきたかった美味しさアップのための醤油の選び方・使い方を紹介してまいります。
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