前回の続きです。

こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。

塩と健康は切っても切り離せない関係にあります。
塩がなくては、身体はあっというまにダウンしてしまいますし、かといって、塩分の摂りすぎも身体によくありません。健康のためには、塩との正しいお付き合いが大切なのです。

グルタミン酸ナトリウムは本当に有害なのか

まず、これだけは先にお伝えしたいと思います。

MSGが有害だという説は古い迷信であり、MSG有害説を証明する論文は一つもありません。

うま味調味料の一種として世界中で使われているグルタミン酸ナトリウム(MSG)について、「MSG添加物は体に悪い」という説がヨーロッパやアメリカを中心に広くささやかれています。そんな「『MSG有害説』は本当なのか?」という疑問について、The Guardianがまとめています。

Chinese restaurant syndrome: has MSG been unfairly demonised? | Life and style | The Guardian

日本うま味調味料協会からの説明を一部転載します。

国際機関による安全性の評価
国連の国際食糧農業機構(FAO)と世界保健機構(WHO)による食品添加物専門家委員会(JECFA)は、1950年代以降毎年開催され多くの食品添加物の安全性評価を行ってきています。うま味調味料であるグルタミン酸ナトリウムおよびその他の塩類、イノシン酸やグアニル酸などの核酸類は、1970年代以降、数回にわたりJECFAによる安全性の審査を経て、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸やグアニル酸ナトリウムともに一日の摂取許容量を制限する必要がなく、乳幼児も大人と同じように代謝できる安全な添加物であることが確認されています。欧州共同体(EU)でも食品科学委員会による食品添加物の安全性審議が行われていますが、ここでもうま味調味料はJECFAの審議結果と同様に安全性が確認されています。
出典:日本うま味調味料協会

グルタミン酸ナトリウムと頭痛の関係

国際頭痛学会は、食品によって引き起こされる頭痛を「食品および添加物誘発頭痛」としてまとめており、華料理で大量に使用するうまみ調味料(主成分はグルタミン酸)がその原因だと考えられていた時期があったのは事実としてあります。

しかしながら、これにきちんと科学的に説明ができるものなのです。

ラーメンには高濃度(約1%)のグルタミン酸が含まれており、急激にグルタミン酸の血中濃度を上げるような食べ方によるところに起因しているのです。つまり、グルタミン酸ナトリウムが有害であるというよりは、過度の摂取によるところにすぎません。

グルタミン酸はチーズ(パルメザンチーズでは約2%)や昆布(こんぶ)、トマトにも多く含まれ、現代人は日常的に相当量のグルタミン酸を摂取しています。加えて、摂取したグルタミン酸の多くは腸で消費されてしまい、ほとんどが吸収されないので、あまり神経質になることはないと思われます。

 
 

「塩」とひとくちに言っても、多種多様な商品が出回っている昨今。
おいしさはもちろんですが、毎日口にするものだからこそ、安心・安全な塩を選びたいですね。
 
 
塩を控えすぎていませんか?

減塩で問題となるのは、ミネラル不足になるということです。ミネラルが不足すれば代謝が滞ります。大切なミネラル補給源の一つである塩をやみくもに減らしてはいけないのです。

今の時代であるからこそ、食品としての塩、すなわち自然塩を確保することを真剣に考えてほしいと願っています。
食塩の質の良否は、体質の良否と深くかかわりがあることが科学的に証明されてきました。良い塩を選ぶと言う事は、何より大事なんだと、この記事が皆さまの健康にお役に立つことを願っています。

 

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