「行動心理学」という言葉を聞いたことがありますか?
スマートフォンやタブレットなどの機器が広く浸透し、消費者に対するアプローチ法も少しずつ変化がでてきました。行動心理学とは、心理学の一分野で、人間の行動に着目して分析、法則された心理学です。
消費者が購買行動に至るプロセスや心理的な面にさまざまな分野の心理学を駆使し、効果的なデジタルマーケティングを行っていきましょう。
こんにちは。ベルディアです。
本日の「行動心理学」はクレショフ効果です。
クレショフ効果とは
まず、クレショフ効果という言葉の定義についてお話します。
ひとつの映像が、その前後に位置するほかの映像の影響を受ける心理のことをクレショフ効果と言います。
元々は映画関連の用語で、旧ソ連の映画作家レフ・クレショフ氏が提唱した認知バイアスです。具体的な事例について説明した方が分かりやすいと思います。
あなたがある商品を売り出したいと思っているときに、売れているという印象を伝えたいのであれば、該当する商品の写真の近くに、高級ブランドや高級リゾートホテルの写真をさりげなく配置してみてください。
もっと身近な例ですと、名刺にこのクレショフ効果が使われています。
名刺やWebサイトに満面の笑顔の営業マンの写真を掲載することがあります。「この人になら電話をかけてみてもいいかな」と、安心感を抱いてもらう、というクレショフ効果を応用したものです。
クレショフ効果の活用例
それではさっそくクレショフ効果の活用例についての説明をしていきたいと思います。
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情報の組み合わせ
クレショフ効果は、「前後の情報の組み合わせ」で「イメージ」を変える効果があります。
クレショフ効果とは、複数の映像を見せることによって新しい意味が現れる現象のことです。
人は無関係な映像であっても、常に前後を関連付けて考えてしまう傾向があります。クレショフ効果をイメージアップに応用すれば、与えたいイメージの写真と一緒に商品を配置することで、商品のイメージを変えることができます。
自然派シャンプーの商品をアピールしたいなら、森林の写真と並べてみると効果的でしょう。
ギャップによる演出
人間は、相手のなかに抱いていたイメージとは異なる面をみたりギャップを垣間見ると、途端に親近感を抱いたり、好意を持ったりします。
そのため、そのギャップを見せることもビジネスには効果大だと言えるでしょう。
気難しい印象を与えしまうというあなたも一見、チャラチャラした印象に見られてしまうというあなたも、その逆のイメージを使い、相手にギャップを感じさせることも時には効果があるかもしれません。
クレショフ効果は、WEBページ上に載せる写真にも適用できます。
ECサイトの場合、その商品のイメージに合う写真を載せて商品イメージをより良く魅せることができます。
企業サイトの場合、イメージ写真を入れて、ブランドイメージをコントロールする事が可能です。
当たり前のことで見過ごしているかもしれない「クレショフ効果」ですが、意識して取り込むことで、新しい発見があるかもしれません。
マーケティングの効果を高めるためには、人間の行動心理や思考のクセ、脳の特性を知ることが大切です。
この記事では、顧客心理を掴むために、マーケティングに使える行動心理学、認知心理学、社会心理学、行動経済学などの心理学をご紹介します。
行動心理学の効果は、見込み客に役立つ商品やサービスを正しく届けるために使いこなしていくのが、マーケティング活動のやるべきことです。マーケティング活動に役立ててください。
本章ではこの新しい企業と消費者を結びつけるサービスの考え方、構築方法について紹介してまいります。どうぞ、参考にしていただければと思います。
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