こんにちは。食育コンサルタントのベルディアです。

6次産業化は、生産活動だけでなく、加工・流通・販売活動等も一体的に行う取組です。
生産者から事業者(経営者)へと頭を切り替え、自らの責任で行うということを常に意識し、取り組むことが大切です。また、リスク分散や地域の6次産業化を見据えて取り組むことも重要です。

綺麗な言葉でまとめると、これが6次産業化を進めるための観点だと思います。

え?それだけ?

はい。それだけです。



となると、記事の意味がないのでまじめに話を進めます。

6次産業化を進めるための観点

ぶっちゃけます。

6次産業化を進めるための観点は、「儲かるか、否か」に尽きます。

いや、本当にこれだけです。

以前の記事にも書きました。

「6次産業化」という概念そのものがデメリットです。

例えばある農産物を加工して売るというのが、その地域や農産物にとって新規性があったとしても、最終的な顧客にとって新規性がなければ受け入れられません。

6次産業化という題目そのものは農家に価値がもたらされるという概念であって、一般消費者にとってほぼ無価値です。重要なのは、直接的に消費者とコンタクトがとれ価値を伝えることができるかどうか、です。

6次産業化で儲かるか、否か

過去のこれらの記事を読んでください。

6回にわけて6次産業化デメリットをお伝えしてきました。

デメリット1:法人化。

デメリット2:衛生管理。

デメリット3:設備投資。

デメリット4:マーケティング戦略。

デメリット5:流通。

デメリット6:在庫。

これだけのデメリットを覆して、かつ、ビジネスとして創造と発展を実践しなければなりません。

逆説的に話をすると、これらのデメリットをすべて克服できれば6次産業化で儲かることは可能なのです。

一見、むちゃくちゃな理論のように見えるかもしれません。

しかし、トヨタ自動車を代表される自動車産業、パナソニックのような家電メーカーなど、2次産業のオスとして君臨している各企業も、創業者はまさに上述している内容を一つずつ、すべてクリアしてきました。

もちろん、それには長い年月が必要となりますが、できない理論はどこにもありません。皆、やってきているのです。

6次産業化に取り組む上では、「生産者から経営者へ」「マーケットインの発想」「身の丈にあった経営戦略」「経営ビジョンを持つこと」「生産物へのこだわり」「ブランド化を目指す」等が重要なポイントです。

これらのポイントは、すべてデメリットを克服した先にあるものです。

家族経営的に6次産業化に取り組む農林漁業者が生産物を売るだけではなく、地域資源を活かしたサービス、新しい加工という過程により付加価値が生まれることで、6次産業化の取組を広く全国に発信するチャンスになるかと思います。

 

農作物を使ってスイーツやジュースなど、作ってみたいものをイメージしてみましょう。自分自身が心から熱意を注げる商品をイメージするのです。
そして、最初のうちは、すべてを自分でやろうと考えてはいけません。まずは、人の力も頼りながら、小さくスタートするのが基本です。

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